基礎概念会員向け5:19

収益・費用の基本

収益と費用の意味を、単なる入金・出金と区別して学びます。取引が利益を増やす収益か、利益を減らす費用かを判断し、利益=収益-費用の関係を確認します。

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この講で分かるようになること

取引が収益または費用に当たるかを判断し、利益との関係を説明できる。

  • 収益と入金、費用と出金が必ずしも一致しないことを説明できる。
  • 代表的な収益科目と費用科目を分類できる。
  • 収益と費用から利益または損失を求められる。

前提知識

  • 資産・負債・純資産の基本的な意味と、資産=負債+純資産の関係を理解していること。

要点

  1. 収益は利益を増やす原因です。
  2. 費用は利益を減らす事業上の消費です。
  3. 入金と収益、出金と費用は必ずしも一致しません。
  4. 利益は収益-費用で求めます。
  5. 借入れ、出資、資産購入、負債返済を収益・費用と混同しないことが重要です。

判断のルール

  • 利益を増加させる原因は収益として考える。
  • 利益を減少させる事業上の消費は費用として考える。
  • 入金・出金だけで収益・費用を判断しない。
  • 利益は収益から費用を差し引いて求める。

例題

例題1三つの入金を分類する

商品売上80,000円の入金、銀行借入金200,000円の入金、所有者からの出資300,000円の入金のうち、収益に当たるものを答えなさい。

答え収益に当たるのは商品売上80,000円だけです。

考え方入金の有無ではなく、利益を増やす原因かを確認します。

確かめ借入金は負債、出資は純資産の増加として区別できているか確認します。

例題2支出を費用と資産に分ける

通信料金8,000円を支払った取引と、業務用備品120,000円を購入した取引を、費用または資産の増加に分類しなさい。

答え通信料金8,000円は通信費という費用、備品120,000円は資産の増加です。

考え方支払ったかどうかではなく、価値が当期に消費されたか、将来も残るかを確認します。

確かめ二つとも出金ですが、同じ分類にしていないことを確認します。

例題3利益を計算する

当月の収益が420,000円、費用が315,000円であった。当月の利益を求めなさい。

答え420,000円-315,000円=105,000円の利益です。

考え方利益=収益-費用を使います。

確かめ利益105,000円と費用315,000円の合計が収益420,000円になります。

よくある間違い

入金をすべて収益とする。

借入れや出資による入金は収益ではありません。

出金をすべて費用とする。

資産の購入や借入金元本の返済は、支出があっても直ちに費用とは限りません。

売上と利益を同じ金額と考える。

利益は売上などの収益から費用を差し引いた残額です。

費用が増えると純資産も増えると考える。

費用は利益を減らすため、最終的には純資産を減少させます。

この講の用語

収益しゅうえき
商品の販売やサービスの提供などにより、利益を増加させる原因。
費用ひよう
収益を得るための消費や事業活動により、利益を減少させる原因。
利益りえき
一定期間の収益から費用を差し引いたプラスの差額。
損失そんしつ
費用が収益を上回ったときのマイナスの差額。

章立て

  1. 0:00導入表紙。二人の講師が登場し、本講の題名と学習テーマを示す。
  2. 0:17導入概念導入概念。収益は利益を増やす原因であり、入金と一致しないことを導入する。
  3. 0:49中心概念中心概念。費用は利益を減らす事業上の消費であり、出金と一致しないことを示す。
  4. 1:22重要用語重要用語。収益・費用・利益・損失の関係を簡潔に整理する。
  5. 1:40基本ルール基本ルール。収益・費用の見分け方の土台を4項目で示す。
  6. 2:05判断手順判断手順。3段階で収益・費用かどうかを確認する流れを図解する。
  7. 2:30例題1 三つの入金を分類する例題1。三つの入金を分類し、収益に当たるものを示す。
  8. 3:08例題2 支出を費用と資産に分ける例題2。支出を費用と資産の増加に分ける。
  9. 3:43例題3 利益を計算する例題3。利益の計算を式と検算で示す。
  10. 4:19よくある誤りとまとめ誤りとまとめ。よくある誤解を防ぎ、学習内容を総括する。

この講の確認問題

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