伝票の集計と管理
作成した入金・出金・振替伝票を、日付・種類・番号で管理し、一定期間ごとに集計する方法を学びます。合計額の照合、欠番や重複の確認、証ひょうとの対応付けによって記録の漏れを防ぎます。
動画の視聴は会員向けですこの講で分かるようになること
伝票を種類別・日付別に集計し、記録の流れを説明できる。
- 伝票番号を使って欠番・重複を確認できる。
- 種類別合計と元の取引記録を照合できる。
- 伝票と証ひょうを対応付けて保管する理由を説明できる。
前提知識
- 取引に応じて入金伝票・出金伝票・振替伝票を選び、基本事項を記入できること。
ひとつ前の講:入金伝票・出金伝票・振替伝票
要点
- 伝票は作成後の管理まで含めて記録の信頼性を支えます。
- 連続番号で欠番と重複を確認します。
- 日付・種類別に整理し、枚数と金額を集計します。
- 集計差額は元の伝票まで戻って原因を調べます。
- 伝票・証ひょう・帳簿を相互にたどれる状態にします。
判断のルール
- 伝票には一意の連続番号を付け、欠番と重複を確認する。
- 日付と種類で対象期間の伝票を整理する。
- 種類別に枚数と金額を集計し、貸借や現金増減を照合する。
- 伝票・証ひょう・帳簿を相互にたどれる状態で管理する。
例題
例題1一日の入出金伝票を集計する
ある日の入金伝票が20,000円、35,000円、15,000円、出金伝票が12,000円、18,000円であった。種類別合計と現金の純増減を求めなさい。
答え入金合計70,000円、出金合計30,000円、現金の純増加40,000円です。
考え方入金と出金を別々に合計し、差額を求めます。
確かめ70,000円-30,000円=40,000円を確認します。
例題2欠番と重複を確認する
当日の伝票番号が101、102、104、104、105であった。確認すべき点を答えなさい。
答え103番の紛失・未処理・取消しの有無と、104番の二重作成または番号誤りを確認します。
考え方連続番号の欠番と同一番号の重複を調べます。
確かめ欠番と重複の両方を指摘できているか確認します。
例題3振替伝票の貸借照合
当日の振替伝票の借方合計が260,000円、貸方合計が250,000円であった。どのように対応しますか。
答え対象期間と伝票の漏れ・重複、金額の写し間違い、片側記入漏れを確認します。差額を任意の科目で埋めません。
考え方振替伝票は各取引で貸借が一致するため、期間合計も一致するはずです。
確かめ差額10,000円の原因を元の伝票まで戻って調べます。
よくある間違い
番号の欠番を見つけてすぐ番号を振り直す。
紛失・取消し・未処理の履歴を確認します。
入金と出金を最初から相殺する。
まず種類別合計を求め、その後に純増減を確認します。
集計差額を雑費などで埋める。
元の伝票と証ひょうに戻って原因を調べます。
伝票だけを保存し証ひょうとの関係を切る。
後から取引根拠を確認できるよう対応付けます。
この講の用語
- 伝票番号でんぴょうばんごう
- 伝票を識別し、欠番や重複を確認するための連続番号。
- 集計しゅうけい
- 一定期間の伝票を種類や勘定科目ごとにまとめて合計すること。
- 照合しょうごう
- 伝票、証ひょう、帳簿などの内容や金額が一致するか比べること。
- 証ひょう添付しょうひょうてんぷ
- 伝票と領収書・請求書などを対応付けて確認できる状態にすること。
章立て
- 0:00導入表紙。二人の講師が登場し、今回のテーマが伝票の集計と管理であることを示す。
- 0:15導入概念導入概念。作成後の管理が必要な理由と、確認したい目的を整理する。
- 0:44中心概念中心概念。連続番号と日付で伝票を管理し、欠番と重複を確認する。
- 1:23重要用語重要用語。伝票番号、集計、照合、証ひょう添付を短く定着させる。
- 1:42基本ルール基本ルール。番号、日付・種類、集計、相互にたどれる管理の4点を示す。
- 2:10判断手順判断手順。証ひょうから伝票、管理、集計、帳簿、照合へ進む流れを示す。
- 2:33例題1 一日の入出金伝票を集計する例題1。一日の入出金伝票を集計し、種類別合計と現金の純増加を求める。
- 3:14例題2 欠番と重複を確認する例題2。欠番と重複を確認し、何を調べるかを整理する。
- 3:46例題3 振替伝票の貸借照合例題3。振替伝票の借方合計と貸方合計を照合し、差額の原因を探す。
- 4:30よくある誤りとまとめ誤りとまとめ。よくある誤りを避け、学習の要点を締めくくる。
この講の確認問題
登録は1分・クレジットカード不要。無料のまま練習・暗記カード・模試まで使えます。
