その他の債権・債務会員向け6:56

未収入金

この講義では、商品売買以外の取引で、代金を後日受け取るときに使う未収入金の基本を学びます。売掛金との違いを整理し、どの場面で未収入金を使うのかを判断できるようにします。仕訳では、発生時と回収時の流れを公式範囲にしぼって確認します。

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この講で分かるようになること

商品売買以外の未回収代金を未収入金で処理できる。

  • 未収入金と売掛金の使い分けを説明できる。
  • 未収入金の発生時と回収時の基本仕訳を行える。
  • 未収入金が資産の勘定科目であることを理解できる。

前提知識

  • 仕訳の基本
  • 借方と貸方の意味
  • 資産の増減の記入方法

要点

  1. 未収入金は商品売買以外の未回収代金に使う。
  2. 未収入金は資産なので、発生したときは借方に記入する。
  3. 後日現金で回収したときは、未収入金を減らす。
  4. 商品販売による未回収代金は未収入金ではなく売掛金で処理する。

判断のルール

  • 商品売買以外の未回収代金なら未収入金を使う。
  • 未収入金は資産の勘定科目である。
  • 未収入金が増えるときは借方、減るときは貸方に記入する。
  • 回収時は受け取った現金などを借方、未収入金を貸方に記入する。

例題

例題1例題1 備品を売却し、代金を後日受け取る場合

帳簿価額30,000円の使用していた備品を同額30,000円で売却し、代金は後日受け取ることにした。仕訳を示しなさい。

答え借方:未収入金 30,000 / 貸方:備品 30,000

考え方備品は商品ではないため、未回収代金は売掛金ではなく未収入金で処理します。帳簿価額と売却代金がともに30,000円なので、この例題では売却損益を考えません。代金をまだ受け取っていないので、受け取る権利である未収入金が増加します。未収入金は資産なので借方です。貸方は売却した備品を減らします。

確かめ借方30,000円、貸方30,000円で一致しています。商品売買ではないため、未収入金の使用は適切です。

例題2例題2 未収入金を現金で回収した場合

先に計上していた未収入金18,000円を、本日現金で受け取った。仕訳を示しなさい。

答え借方:現金 18,000 / 貸方:未収入金 18,000

考え方現金を受け取ったので現金が増加します。現金は資産なので借方に記入します。同時に、これまで計上していた未収入金は回収により消えるため、資産の減少として貸方に記入します。

確かめ借方18,000円、貸方18,000円で一致しています。未収入金は回収時に貸方で減らしているので正しい処理です。

例題3例題3 車両を売却し、一部を現金、一部を後日受け取る場合

帳簿価額50,000円の使用していた車両を同額50,000円で売却した。代金のうち20,000円は現金で受け取り、残額は後日受け取ることにした。仕訳を示しなさい。

答え借方:現金 20,000、未収入金 30,000 / 貸方:車両 50,000

考え方帳簿価額と売却代金がともに50,000円なので、この例題では売却損益を考えません。売却したのは商品ではなく車両なので、後日受け取る残額は未収入金で処理します。受け取った現金20,000円は現金の増加、後日受け取る30,000円は未収入金の増加です。貸方は売却した車両50,000円です。残額は50,000円-20,000円=30,000円と計算できます。

確かめ借方合計は20,000円+30,000円=50,000円、貸方は50,000円で一致しています。商品売買以外なので、残額を未収入金とする判断も正しいです。

よくある間違い

商品売買以外なのに売掛金で処理してしまう。

未収入金は資産なのに、発生時を貸方にしてしまう。

回収時に未収入金をもう一度借方にしてしまう。

代金の未回収と、代金の未払いを混同してしまう。

この講の用語

未収入金みしゅうにゅうきん
商品売買以外の取引によって生じた、まだ受け取っていない代金を記録する資産の勘定科目。
売掛金うりかけきん
商品を販売したときに生じる、後日受け取る代金を記録する資産の勘定科目。未収入金とは使う場面が異なる。
資産しさん
会社が持っている財産や権利を表す区分。未収入金は資産に含まれる。
回収かいしゅう
後日、未収となっていた代金を現金などで受け取ること。

章立て

  1. 0:00導入この知識ポイントで判断できるようになることを確認します。
  2. 0:22中心概念取引の意味と基本的な考え方を整理します。
  3. 1:01重要用語問題文で意味を取り違えやすい用語を確認します。
  4. 1:35基本ルール仕訳や計算で使う規則を整理します。
  5. 2:01判断手順問題を解くときの順番を確認します。
  6. 2:34例題1基本的な取引を確認します。
  7. 2:59例題2別の条件で判断を確認します。
  8. 4:03例題3計算または応用の判断を確認します。
  9. 4:53よくある誤り誤りやすい考え方を修正します。
  10. 6:12まとめ重要事項を一枚で整理します。

この講の確認問題

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