収益・費用・税金会員向け5:60

広告宣伝費・旅費交通費・通信費

この講義では、販売活動や事務に関する支出のうち、広告宣伝費・旅費交通費・通信費の3つを内容に応じて正しく選ぶ練習をします。支出の目的に注目して勘定科目を判断することにしぼって学び、仕訳の基本形まで確認します。

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この講で分かるようになること

支出内容に応じて販売管理費の勘定科目を選べる。

  • 支出の目的を短い言葉で説明できる。
  • 3つの費用科目の違いを比較できる。
  • 簡単な仕訳で借方の費用科目を正しく置ける。

前提知識

  • 借方と貸方の基本
  • 費用の発生を借方に記入する考え方
  • 現金や普通預金で支払ったときの基本的な仕訳

要点

  1. 広告や宣伝のための支出は広告宣伝費で処理する。
  2. 出張や移動にかかる交通・宿泊などは旅費交通費で処理する。
  3. 郵便料、電話代など連絡にかかる支出は通信費で処理する。
  4. 勘定科目は支払方法ではなく支出内容で選ぶ。

判断のルール

  • 販売活動や事務に関する費用は、内容に最も合う勘定科目を選ぶ。
  • 費用の発生は借方に記入する。
  • 支払った手段が現金でも普通預金でも、費用科目の判断は支出目的で行う。

例題

例題1例題1 チラシ印刷代を支払った場合

店の宣伝用チラシの印刷代8,000円を現金で支払った。仕訳を答えなさい。

答え借方:広告宣伝費 8,000円/貸方:現金 8,000円

考え方チラシは店や商品の宣伝のために使うので、費用科目は広告宣伝費です。現金で支払っているため、貸方は現金になります。

確かめ借方合計8,000円、貸方合計8,000円で一致しています。支出目的は宣伝なので、旅費交通費や通信費ではありません。

例題2例題2 営業先への電車代を支払った場合

営業担当者が得意先を訪問するための電車代1,200円を現金で支払った。仕訳を答えなさい。

答え借方:旅費交通費 1,200円/貸方:現金 1,200円

考え方得意先を訪問するための電車代は、業務上の移動にかかる支出です。したがって費用科目は旅費交通費です。支払手段は現金なので、貸方は現金です。

確かめ借方合計1,200円、貸方合計1,200円で一致しています。移動のための費用なので、通信費ではありません。

例題3例題3 書類の郵送料を普通預金から支払った場合

取引先へ書類を送るための郵送料530円が普通預金口座から引き落とされた。仕訳を答えなさい。

答え借方:通信費 530円/貸方:普通預金 530円

考え方郵送料は、書類を送るための連絡・送付に関する支出なので通信費です。普通預金口座から引き落とされているため、貸方は普通預金になります。

確かめ借方合計530円、貸方合計530円で一致しています。送付のための支出なので、広告宣伝費や旅費交通費ではありません。

よくある間違い

電車代を通信費にしてしまう。

チラシ作成代を旅費交通費にしてしまう。

郵送のための切手代を広告宣伝費にしてしまう。

現金払いなら同じ科目になると考え、支出内容を見ない。

この講の用語

広告宣伝費こうこくせんでんひ
商品やサービスを知らせ、販売を促すための広告や宣伝に関する費用。
旅費交通費りょひこうつうひ
出張や業務上の移動にかかる電車代、バス代、宿泊費などの費用。
通信費つうしんひ
郵便料、切手代、電話代など、連絡や送付のためにかかる費用。
販売管理費はんばいかんりひ
商品の販売や会社の管理のために必要となる費用の総称。

章立て

  1. 0:00導入この知識ポイントで判断できるようになることを確認します。
  2. 0:20中心概念取引の意味と基本的な考え方を整理します。
  3. 0:58重要用語問題文で意味を取り違えやすい用語を確認します。
  4. 1:38基本ルール仕訳や計算で使う規則を整理します。
  5. 2:04判断手順問題を解くときの順番を確認します。
  6. 2:32例題1基本的な取引を確認します。
  7. 2:53例題2別の条件で判断を確認します。
  8. 3:40例題3計算または応用の判断を確認します。
  9. 4:23よくある誤り誤りやすい考え方を修正します。
  10. 5:17まとめ重要事項を一枚で整理します。

この講の確認問題

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