収益・費用・税金会員向け5:59

受取手数料・受取家賃・受取地代

この講義では、役務の提供や土地・建物の賃貸によって生じる収益を、受取手数料・受取家賃・受取地代の各勘定科目で適切に仕訳する基礎を学びます。収益が増えるときの貸方記入と、相手科目として現金や当座預金などを用いる基本形を確認し、取引内容に合った勘定科目の選び分けができるようにします。

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この講で分かるようになること

役務や賃貸による収益を適切な勘定科目で仕訳できる。

  • 収益の増加を貸方に記入する基本を確認する。
  • 取引内容に応じて受取手数料・受取家賃・受取地代を選び分ける。
  • 入金手段に応じて現金や当座預金などの相手科目を組み合わせる。

前提知識

  • 仕訳の基本形
  • 借方と貸方の意味
  • 現金や当座預金など基本的な勘定科目

要点

  1. 受取手数料は、役務の提供によって得た収益を記録する勘定科目である。
  2. 受取家賃は、建物などの賃貸によって得た収益を記録する勘定科目である。
  3. 受取地代は、土地の賃貸によって得た収益を記録する勘定科目である。
  4. 収益の発生は貸方に記入し、入金した現金や預金は借方に記入する。

判断のルール

  • 役務の提供による収益は受取手数料で処理する。
  • 建物などの賃貸による収益は受取家賃で処理する。
  • 土地の賃貸による収益は受取地代で処理する。
  • 収益は増加したら貸方に記入する。
  • 相手科目は取引の実際に合わせて現金や当座預金などを用いる。

例題

例題1例題1 役務提供による手数料収入

仲介業務を行い、手数料18,000円を現金で受け取った。仕訳を示しなさい。

答え(借)現金 18,000 /(貸)受取手数料 18,000

考え方現金を受け取っているので、借方は現金18,000円です。取引の内容は役務の提供による収益なので、貸方は受取手数料18,000円になります。収益の増加は貸方に記入します。

確かめ借方合計18,000円、貸方合計18,000円で一致しています。勘定科目も、役務なので受取手数料で適切です。

例題2例題2 建物の賃貸による収入

所有している事務所を貸し付け、家賃60,000円が当座預金口座に振り込まれた。仕訳を示しなさい。

答え(借)当座預金 60,000 /(貸)受取家賃 60,000

考え方当座預金口座への入金なので、借方は当座預金60,000円です。事務所という建物を貸し付けたことによる収益であるため、貸方は受取家賃60,000円とします。建物の賃貸である点が判断の決め手です。

確かめ借方と貸方はともに60,000円で一致しています。土地ではなく事務所を貸しているので、受取地代ではなく受取家賃を使っている点も確認できます。

例題3例題3 土地の賃貸による収入

駐車場用地として土地を貸し付け、地代45,000円を現金で受け取った。仕訳を示しなさい。

答え(借)現金 45,000 /(貸)受取地代 45,000

考え方現金を受け取っているため、借方は現金45,000円です。貸し付けた対象は土地なので、建物の賃貸収入を表す受取家賃ではなく、受取地代を貸方に記入します。収益の増加なので貸方です。

確かめ借方45,000円、貸方45,000円で一致しています。貸付対象が土地であるため、受取地代を用いた仕訳は妥当です。

よくある間違い

役務の提供なのに受取手数料ではなく売上として処理してしまう。

建物の貸付けと土地の貸付けを区別せず、受取家賃と受取地代を混同してしまう。

収益の増加を借方に記入してしまう。

現金で受け取ったのに当座預金で仕訳するなど、入金手段と相手科目が一致していない。

この講の用語

受取手数料うけとりてすうりょう
役務の提供や取次ぎなどによって受け取る収益を記録する勘定科目。
受取家賃うけとりやちん
建物などを貸し付けたことによって受け取る収益を記録する勘定科目。
受取地代うけとりじだい
土地を貸し付けたことによって受け取る収益を記録する勘定科目。
収益しゅうえき
営業活動などの結果として得られるもうけの原因となる増加で、簿記3級では増加を貸方に記入する。

章立て

  1. 0:00導入この知識ポイントで判断できるようになることを確認します。
  2. 0:17中心概念取引の意味と基本的な考え方を整理します。
  3. 0:51重要用語問題文で意味を取り違えやすい用語を確認します。
  4. 1:24基本ルール仕訳や計算で使う規則を整理します。
  5. 1:44判断手順問題を解くときの順番を確認します。
  6. 2:11例題1基本的な取引を確認します。
  7. 2:31例題2別の条件で判断を確認します。
  8. 3:25例題3計算または応用の判断を確認します。
  9. 4:11よくある誤り誤りやすい考え方を修正します。
  10. 5:05まとめ重要事項を一枚で整理します。

この講の確認問題

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