現金預金会員向け5:36

普通預金・その他の預貯金

この講義では、現金預金のうち普通預金とその他の預貯金について学びます。預入れ、引出し、振込みがあったときに、どの勘定科目を使い、借方・貸方のどちらに記入するかを整理します。現金と預金の増減を落ち着いて確認し、基本的な仕訳が確実にできるようになることを目指します。

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この講で分かるようになること

預入れ、引出し、振込みを預金科目で仕訳できる。

  • 現金と預金の増減を区別して考えられる。
  • 取引文から入金か出金かを読み取れる。
  • 複数の預貯金科目があっても適切に勘定科目を選べる。

前提知識

  • 仕訳の基本形式
  • 借方・貸方の意味
  • 資産の増加は借方、減少は貸方という基本ルール

要点

  1. 普通預金やその他の預貯金は資産なので、増加は借方、減少は貸方に記入する。
  2. 現金を銀行へ預け入れると、現金が減り預金が増える。
  3. 預金を引き出して現金にすると、預金が減り現金が増える。
  4. 振込みでは、どの預金が増えてどの預金が減ったかを落ち着いて確認する。

判断のルール

  • 普通預金が増えたら借方、減ったら貸方に記入する。
  • その他の預貯金が増えたら借方、減ったら貸方に記入する。
  • 現金から預金へ移したときは、現金の減少と預金の増加を同時に記録する。
  • ある預金口座から別の預金口座へ振り替えたときは、増えた預金を借方、減った預金を貸方に記入する。

例題

例題1例題1 現金を普通預金に預け入れた場合

現金30,000円を銀行の普通預金口座に預け入れた。仕訳を示しなさい。

答え(借)普通預金 30,000 /(貸)現金 30,000

考え方普通預金は資産であり、預け入れによって増加するため借方です。現金は手元から銀行へ移るので減少し、貸方です。

確かめ借方合計30,000円、貸方合計30,000円で一致しています。普通預金は増加、現金は減少となっており、取引内容とも一致します。

例題2例題2 普通預金から現金を引き出した場合

普通預金から12,000円を引き出し、手元の現金とした。仕訳を示しなさい。

答え(借)現金 12,000 /(貸)普通預金 12,000

考え方引き出しによって手元現金が増えるため、現金は借方です。普通預金は口座から減少するため、貸方に記入します。

確かめ借方・貸方ともに12,000円で一致しています。現金の増加と普通預金の減少が正しく表されています。

例題3例題3 普通預金からその他の預貯金へ振り込んだ場合

普通預金口座から18,000円を振り込み、別の預貯金口座に入金した。入金先はその他の預貯金として処理する。仕訳を示しなさい。

答え(借)その他の預貯金 18,000 /(貸)普通預金 18,000

考え方振込みにより、入金先のその他の預貯金が増加するので借方です。振込元の普通預金は減少するので貸方です。現金の受渡しがないため、現金勘定は使いません。

確かめ借方合計18,000円、貸方合計18,000円で一致しています。増えた口座と減った口座を正しく書き分けられています。

よくある間違い

普通預金を資産ではなく費用のように考えて、借方・貸方を逆にしてしまう。

現金を預け入れた取引で、現金の減少を書き忘れる。

引き出しをしたのに、普通預金を借方にしてしまう。

振込みで入金先だけを見て、出金元の預金科目を書き落とす。

この講の用語

普通預金ふつうよきん
金融機関に預け入れ、必要に応じて引き出しや振込みに使う預金を記録する資産の勘定科目。
その他の預貯金そのたのよちょきん
普通預金以外の預金や貯金をまとめて記録する資産の勘定科目。
預入れあずけいれ
現金などを金融機関の口座に入れて、預金を増やすこと。
引出しひきだし
預金口座から現金を受け取り、預金を減らすこと。
振込みふりこみ
口座から口座へ資金を移すこと。自分の口座間の移動では、増える預金と減る預金を仕訳する。

章立て

  1. 0:00導入表紙。第19講のタイトルと二人の講師を提示し、学習テーマを明確にする。
  2. 0:21到達目標と範囲導入概念。到達目標と学習範囲、扱わない内容を短く整理する。
  3. 1:01中心概念中心概念。普通預金とその他の預貯金がどちらも資産であること、増減で考えることを示す。
  4. 1:38重要用語重要用語。普通預金、その他の預貯金、預入れ、引出し、振込みを簡潔に見せる。
  5. 1:50基本ルール基本ルール。預金科目の増減と、現金から預金、預金から預金への記録ルールを整理する。
  6. 2:14判断手順判断手順。口座確認、増減確認、借方貸方決定の順番を見せる。
  7. 2:31例題1 現金を普通預金に預け入れた場合例題1。現金を普通預金に預け入れた場合の問題、増減、仕訳、検算を提示する。
  8. 3:16例題2 普通預金から現金を引き出した場合例題2。普通預金から現金を引き出した場合の問題、増減、仕訳、検算を提示する。
  9. 3:52例題3 普通預金からその他の預貯金へ振り込んだ場合例題3。普通預金からその他の預貯金へ振り込んだ場合の問題、増減、仕訳、現金を使わない点を示す。
  10. 4:48よくある誤りとまとめよくある誤りとまとめ。典型ミスを修正し、増減確認の重要性を再確認する。

この講の確認問題

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