現金預金会員向け7:28

当座預金と当座預金出納帳

この講義では、当座預金の基本的な考え方、当座預金に関する取引の仕訳、そして当座預金出納帳への記入方法を学びます。入金と引出しを帳簿にどのように整理するかを、仕訳と補助簿のつながりに注意しながら確認します。

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この講で分かるようになること

当座預金取引を仕訳し、当座預金出納帳へ記入できる。

  • 当座預金の増減を借方・貸方で判断できる。
  • 仕訳と当座預金出納帳の記入内容を対応させて理解できる。
  • 入金と支払いを日付順に整理して記録できる。

前提知識

  • 現金の受払いに関する基本的な仕訳
  • 借方・貸方の基本
  • 補助簿の役割の基本

要点

  1. 当座預金が増えると当座預金勘定の借方に記入する。
  2. 当座預金が減ると当座預金勘定の貸方に記入する。
  3. 当座預金出納帳は、当座預金の入金と引出しを日付順に記録する帳簿である。
  4. 仕訳の内容と当座預金出納帳の入金欄・支出欄は対応している。
  5. 記入後は残高の増減が正しく計算されているか確認する。

判断のルール

  • 当座預金への預け入れは、当座預金の増加として処理する。
  • 当座預金からの支払いは、当座預金の減少として処理する。
  • 当座預金出納帳では、入金は入金欄、支出は支出欄に記入する。
  • 残高は前残高に入金を加え、支出を差し引いて求める。
  • 仕訳と帳簿の金額・日付・相手科目を一致させる。

例題

例題1例題1 現金を当座預金に預け入れた

5月10日、現金80,000円を当座預金に預け入れた。仕訳を示し、当座預金出納帳への記入内容も答えなさい。なお、預け入れ前の当座預金残高は120,000円とする。

答え仕訳:借方 当座預金 80,000 / 貸方 現金 80,000。当座預金出納帳:5月10日、相手科目は現金、入金欄80,000円、支出欄は空欄、残高200,000円。

考え方現金を銀行に預け入れると、現金は減少し、当座預金は増加します。したがって、資産である当座預金の増加は借方、現金の減少は貸方です。出納帳では当座預金が増えているため、入金欄に80,000円を記入します。残高は120,000円に80,000円を加えて200,000円です。

確かめ仕訳は借方合計80,000円、貸方合計80,000円で一致しています。出納帳の残高も120,000+80,000=200,000で正しいです。

例題2例題2 当座預金から仕入代金を支払った

6月3日、商品を仕入れ、代金45,000円を当座預金から支払った。仕訳を示し、当座預金出納帳への記入内容も答えなさい。なお、支払い前の当座預金残高は200,000円とする。

答え仕訳:借方 仕入 45,000 / 貸方 当座預金 45,000。当座預金出納帳:6月3日、相手科目は仕入、入金欄は空欄、支出欄45,000円、残高155,000円。

考え方商品を仕入れると費用である仕入が発生しますので、借方に仕入を記入します。その代金を当座預金から支払うため、当座預金は減少し、貸方です。出納帳では当座預金の減少なので支出欄に45,000円を記入します。残高は200,000円から45,000円を差し引いて155,000円です。

確かめ仕訳は借方45,000円と貸方45,000円で一致しています。出納帳の残高も200,000-45,000=155,000で正しいです。

例題3例題3 売上代金が当座預金に入金された

7月18日、売上代金62,000円が当座預金に入金された。仕訳を示し、当座預金出納帳への記入内容も答えなさい。なお、入金前の当座預金残高は155,000円とする。

答え仕訳:借方 当座預金 62,000 / 貸方 売上 62,000。当座預金出納帳:7月18日、相手科目は売上、入金欄62,000円、支出欄は空欄、残高217,000円。

考え方売上代金が当座預金に入れば、当座預金は増加しますので借方です。売上は収益の発生なので貸方に記入します。出納帳では当座預金が増えているため、入金欄に62,000円を記入します。残高は155,000円に62,000円を足して217,000円です。

確かめ仕訳は借方62,000円、貸方62,000円で一致しています。出納帳の残高も155,000+62,000=217,000で正しいです。

よくある間違い

当座預金の増加を貸方、減少を借方として逆に仕訳してしまう。

当座預金出納帳で入金欄と支出欄を逆に記入してしまう。

仕訳では正しくても、帳簿の残高計算を誤る。

相手科目を書き漏らし、何の取引か分からなくなる。

日付順に記入せず、後の残高が合わなくなる。

この講の用語

当座預金とうざよきん
銀行に開設した預金の一つで、代金の支払いや受取りに利用する預金です。簿記では資産の勘定科目です。
当座預金出納帳とうざよきんすいとうちょう
当座預金の入金、支出、残高を日付順に記録する帳簿です。
入金にゅうきん
当座預金が増加する取引をいい、当座預金出納帳では入金欄に記入します。
支出ししゅつ
当座預金が減少する取引をいい、当座預金出納帳では支出欄に記入します。
残高ざんだか
ある時点で当座預金にいくら残っているかを示す金額です。

章立て

  1. 0:00導入表紙。二人の講師が登場し、講義タイトルと到達目標を示す。
  2. 0:17当座預金の基本導入概念。当座預金の性質と、まず増減を判断する学習の出発点を示す。
  3. 0:48中心概念中心概念。当座預金が増える場合と減る場合、仕訳と出納帳へのつながりを示す。
  4. 1:22重要用語重要用語。当座預金出納帳、入金、支出、残高を短く整理する。
  5. 1:42基本ルール基本ルール。入金欄・支出欄・残高計算・一致確認を整理する。
  6. 2:03判断手順判断手順。解く順番を3段階で示す。
  7. 2:20例題1 現金を当座預金に預け入れた例題1。現金80,000円を当座預金に預け入れた処理を図解する。
  8. 3:40例題2 当座預金から仕入代金を支払った例題2。当座預金から仕入代金45,000円を支払った処理を図解する。
  9. 4:59例題3 売上代金が当座預金に入金された例題3。売上代金62,000円が当座預金に入金された処理を図解する。
  10. 6:29よくある誤りとまとめよくある誤りとまとめ。誤りやすい点と最終確認事項を一覧化する。

この講の確認問題

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