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消費税の税抜方式

この講義では、消費税の税抜方式について、仮払消費税と仮受消費税を用いた基本的な仕訳と、期末における納付額の求め方・仕訳を学びます。売上や仕入を税抜金額で記録し、消費税部分を分けて処理する流れを、公式範囲に沿って整理します。

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この講で分かるようになること

仮払消費税・仮受消費税を使って取引と期末納付額を仕訳できる。

  • 税抜金額と消費税額を分けて金額を整理できる。
  • 売上時と仕入時で使う消費税の勘定科目を区別できる。
  • 期末に納付額を差額で求める考え方を説明できる。

前提知識

  • 商品売買の基本的な仕訳ができること。
  • 売上・仕入の借方と貸方の関係を理解していること。
  • 現金や買掛金、売掛金を使った基本仕訳ができること。

要点

  1. 税抜方式では、売上や仕入は税抜金額で記帳し、消費税は別の勘定科目で処理する。
  2. 仕入などで支払った消費税は仮払消費税、売上などで受け取った消費税は仮受消費税で処理する。
  3. 期末の納付額は、原則として仮受消費税から仮払消費税を差し引いて求める。
  4. 期末の仕訳では、仮払消費税と仮受消費税を整理して、未払消費税を計上する。

判断のルール

  • 税抜方式では、本体価格と消費税額を分けて記帳する。
  • 売上時は仮受消費税、仕入時は仮払消費税を使う。
  • 期末納付額は仮受消費税と仮払消費税の差額で求める。
  • 納付額が生じる場合は未払消費税を計上する。

例題

例題1例題1 売上時の税抜方式

商品を現金で55,000円販売した。なお、この金額には消費税5,000円が含まれている。税抜方式で仕訳しなさい。

答え借方:現金 55,000 / 貸方:売上 50,000、仮受消費税 5,000

考え方総額55,000円のうち、消費税が5,000円なので、本体価格は50,000円です。税抜方式では、本体価格を売上、消費税額を仮受消費税として分けます。現金は受け取った総額55,000円を借方に記入します。

確かめ貸方合計は売上50,000円+仮受消費税5,000円=55,000円で、借方の現金55,000円と一致しています。売上時なので仮受消費税を使っており適切です。

例題2例題2 仕入時の税抜方式

商品を掛けで44,000円仕入れた。なお、この金額には消費税4,000円が含まれている。税抜方式で仕訳しなさい。

答え借方:仕入 40,000、仮払消費税 4,000 / 貸方:買掛金 44,000

考え方総額44,000円から消費税4,000円を分けると、本体価格は40,000円です。税抜方式では、本体価格を仕入、支払った消費税を仮払消費税として借方に記入します。掛け取引なので相手科目は買掛金です。

確かめ借方合計は仕入40,000円+仮払消費税4,000円=44,000円で、貸方の買掛金44,000円と一致しています。仕入時なので仮払消費税になっている点も正しいです。

例題3例題3 期末の納付額の仕訳

期末において、仮受消費税の残高が12,000円、仮払消費税の残高が7,000円であった。税抜方式による期末の仕訳をしなさい。

答え借方:仮受消費税 12,000 / 貸方:仮払消費税 7,000、未払消費税 5,000

考え方納付額は、受け取った消費税から支払った消費税を差し引いて求めるので、12,000円-7,000円=5,000円です。期末には仮受消費税と仮払消費税を整理し、差額を未払消費税として計上します。

確かめ貸方合計は仮払消費税7,000円+未払消費税5,000円=12,000円で、借方の仮受消費税12,000円と一致しています。差額計算も12,000円-7,000円=5,000円で正しいです。

よくある間違い

売上時に仮払消費税を使ってしまう。

仕入時に消費税込みの総額をそのまま仕入にしてしまう。

期末納付額を仮払消費税から仮受消費税を引いて逆に計算してしまう。

本体価格と消費税額の合計が、現金や買掛金などの相手科目と一致しているか確認しない。

この講の用語

税抜方式ぜいぬきほうしき
取引金額のうち本体価格と消費税額を分けて記帳する方法。
仮払消費税かりばらいしょうひぜい
仕入などの際に支払った消費税を一時的に記録する勘定科目。
仮受消費税かりうけしょうひぜい
売上などの際に受け取った消費税を一時的に記録する勘定科目。
未払消費税みばらいしょうひぜい
期末において納付すべき消費税額を表す勘定科目。

章立て

  1. 0:00導入この知識ポイントで判断できるようになることを確認します。
  2. 0:19中心概念取引の意味と基本的な考え方を整理します。
  3. 1:00重要用語問題文で意味を取り違えやすい用語を確認します。
  4. 1:43基本ルール仕訳や計算で使う規則を整理します。
  5. 2:16判断手順問題を解くときの順番を確認します。
  6. 2:50例題1基本的な取引を確認します。
  7. 3:21例題2別の条件で判断を確認します。
  8. 4:22例題3計算または応用の判断を確認します。
  9. 5:24よくある誤り誤りやすい考え方を修正します。
  10. 6:34まとめ重要事項を一枚で整理します。

この講の確認問題

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